“DeepSeekショック”の本質とは

2025年2月6日放送 6:24 - 6:34 テレビ東京
モーサテ プロの眼

北野さんは「中国の生成AI新興企業DeepSeekが低コストでAIをリリースしたことで、エヌビディアなどのAI関連企業の株価が急落しました。AI開発は、スケーリング則に基づいて行われてきた。ただ、今回のDeepSeekは従来のAIモデルに比べ、低コストで高性能なAIモデルを開発したと言われています。スケーリング則が揺らいでくると、エヌビディアを頂点とするAI関連銘柄に付与されていた土台が揺らいできてしまうことは起こり得ます。似た概念で思い出すのは、2000年のITバブル当時のメトカーフの法則で、ネットの価値はそのユーザー数の2乗に比例して増加という考え方です。今回のDeepSeekは、理論的な否定ではありませんが、反証を挙げたことにすごく意味があるのではないかと思います。グロース株・バリュー株の相対株価を見てみると、バリエーションのイシューの場合は、やっぱりディケード単位になってしまうということはあり得るので、今回はそれが起こっているかどうかを見極めていく必要があります。DeepSeekの不正利用疑惑については、したかどうかというよりも、新しい技術によって効率アップができたかどうか、それによりスケーリング則というものが崩れたかどうか、ここが本質だと思います」などと話した。


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