イット! (ニュース)
石破茂氏は、自民党大会前に屋台村でカレーを振る舞うのが毎年の恒例。石破カレーのこだわりは、米は地元のカレー専用米「プリンセスかおり」、カレールーは市販のもの、隠し味は鳥取特産「二十世紀梨」、必ず付けるのは鳥取特産「砂丘らっきょう」。“令和の米騒動”について、新米が出回るまでのごく短い期間なので、備蓄米の放出は一つの選択肢だと思っているという。金融課税強化について、税制が信頼できる公正なものであるのは当然なことだとし、NISAやiDeCoに課税しようとは思っていないという。貯蓄から投資へという流れは更に加速していかねばならないが、同時に公正な税制というのは確保されなければならないなどと述べた。
今回の総裁選の主要なテーマの1つに裏金問題、自民党の当改革が浮上している。裏金問題に関する石破氏の発言について、先月24日にはいわゆる裏金議員が公認に相応しいかどうかは徹底的に議論すべきと発言。非公認の可能性にも言及。しかし翌日に態度を軟化させた。今日の会見の中では、党として話を率いて共に責任を果たすなどと述べている。幹事長の時に選対委員会にでていたとし、公認の基準で当選の可能性がどれだけあるかは徹底的に議論するのは当たり前だとしたうえで、総裁が最初から方針を決めるのは組織政党でもなんでもなくなるということを懸念している。総裁も説明責任を果たせたかどうかは国民が納得できたかにかかってくるとし、公認するのであれば納得してもらえるまで説明をすることが公認権者である総裁の仕事だと思っているという。
石破茂は40年近く永田町に身を置かれ様々なポストを歴任。当改革の実効性について、色んな失敗を繰り返して挫折も味わい、それをどれだけ次の世代にそういう思いをしないで引き継いでいくかが我々の世代の責任で、経歴が沢山あるから立派だというつもりはないという。立石さんは、リクルート事件から30年以上経った今でも自民党は政治とカネの問題から逃れられないとし、石破さんが総理になれば問題に終止符を打つことはできるかと質問。石破さんは「打ちます。そうしないと意味ない」と答えた。
5回目の総裁選の挑戦だが、世論調査の結果をみると石破氏は人気が高い。一方で党員票や議員票についてどうだという意見もある。総裁選への勝算について、一緒に戦ってる議員の方々、全国の方々にきちんとした責任を果たすために勝算はあるとした。思いの強さについて「地方創生の仕事、政治改革などをずっとしてきて、その経験を今生かさないでどうするかということ。それぞれについて自分の信念は明確。私はやらせていただきたい」などと述べた。仮に決選投票担った場合、確執があるとも言われる麻生副総裁に対しても協力要請していくという発言もあった。石破さんは「投票権をお持ちのすべての方々にお願いするのは当たり前のこと。実際に議員会館もすべての部屋を回らせていただいたところ」などと述べた。目立とうと思ってエッジの効いたことを言っているわけではなく、それをやらなければこの国が大変なことになるということを言っているという。それほど日本の現状も自民党の現状も厳しいという認識を持っているという。衆院の解散について、国民の方々が判断する状況をつくるということ。同時に国際情勢も変わるので、衆議院がなくても大丈夫かという判断もしていくという。