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今年1月、石川県能登地方で最大震度7を観測する大地震が発生。家屋倒壊や津波などの被害で340人を超える犠牲者が出た。能登の復興もままならない中、8月8日には宮崎県・日向灘を震源とするM7.1の大地震が発生。九州を中心に広範囲で揺れ宮崎県・日南市では最大震度6弱を観測した。政府は首相官邸に対策室を設置。気象庁は今後1週間以内に大規模地震が発生する可能性が高いとして異例となる「南海トラフ地震臨時情報巨大地震注意」を発表する事態となった。注意の対象となったのは茨城県から沖縄県までの29都府県。もし南海トラフの巨大地震が発生すれば、震度7の激しい揺れや30mを超える大津波が太平洋沿岸を襲い、最悪の場合死者は32万人以上。経済被害は215お兆円にも上ると予想されている。そんな中、日向灘の地震前日、気象庁の定例会議での見解は「相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」と発表されていた。