ドキュメンタリー「解放区」 「声」-あなたへ
この日、田島は名古屋大学病院に訪れ、開発途中のアプリを試用し、術後初めて自分の音声を聞くことができた。現状のアプリの課題は録音と再生の工程に分かれているため会話が途切れることにあり、今後はリアルタイムで変換・出力することを目指していく。帰宅した田島は試作段階のアプリを試用して妻・鈴子と会話し、鈴子は電気喉頭でも話は理解できるが夫の声色で聴こえると嬉しいなどと語った。田島は三男・和貴の家へ訪れ、孫・綾乃と試作アプリを試用して自分の声で会話し、孫に自分の声を覚えてもらえるだけで満足なのだなどと語った。
- キーワード
- 名古屋大学医学部附属病院