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河野デジタル大臣がきょう出馬を表明し裏金議員への厳しい姿勢を示した。掲げたキャッチコピーは「有事の今こそ河野太郎」。自身の武器としてアピールしたのはこれまでの実績。ワクチンやマイナンバーカードなどの政策について批判もあったが前に進めてきたと訴えた。また、踏み込んだ発言をしたのが裏金事件を巡る対応。政治に対する信頼回復が急務だとし政治資金収支報告書に不記載があった議員に対し同じ金額を返納するよう求めた。前回の総裁選では小泉元環境大臣、石破元幹事長と連携し小石河連合で戦っていた河野。今回は3人がそれぞれ出馬へ。関係が一転、ライバルとなる。河野は所属する麻生派を中心に支持を広げたい考えだが、党内からは脱派閥の総裁選となる中派閥に残ったことで厳しい声も上がっている。NNNと読売新聞が行った世論調査で次の自民党総裁に誰がふさわしいか尋ねたところ河野は4位となった。一方、僅差で1位と2位になったのは小石河連合の残る2人。その1人、石破はひと足早く一昨日、出馬を表明。石破が総裁選に出馬するのは5度目。2018年の総裁選の前には若者などへの発信力の強化に力を入れ人気アニメ「ドラゴンボール」のキャラクターのコスプレをし話題を呼んだこともあった。同じく小石河連合の1人、小泉元環境大臣は先週金曜日、能登半島地震の被災地を視察。小泉氏は今週金曜日に出馬を表明する予定で、他にも茂木幹事長が来週にも出馬を表明するとみられているなどポスト岸田レースは乱戦模様となっている。