イット! しらべてみたら
続いてやってきたのは世田谷の食事処 相州屋。年季が入った軒先のテントに、ノスタルジックな食品サンプルがお出迎え。壁に張られたメニューを見て注文するスタイルで、まさに昭和の雰囲気が残る大衆食堂。お客さんは「小さい頃を思い出す」と話していて、昔を懐かしむ昭和世代のお客さんが多いようだった。学生の時以来20年ぶりに訪れたというお客さんもいて、豚肉などをニンニクとショウガで香り付けたスタミナ定食を注文し「昔と同じで大満足」と話していた。40代のお客さんは実家を懐かしんでかつ煮定食を注文していた。懐かしむ人の一方で、学生のお客さんも多かった。1000円以下の定食がほとんどなので、学生にはありがたいという。白味噌と赤味噌をあわせた煮汁で煮込んださばの味噌煮定食を注文した学生は「おいしい」と話していた。創業当時は甘味屋だったそうで、45年前に定食屋に路線変更したという。当時から近隣の大学生に愛されていたそう。学生が喜ぶうれしいサービスも。何度でも使える大盛りライス無料のサービス券を配っているそうで、使い込まれた券を持っている学生もいた。お米は高騰しているが、学生の懐事情を考えサービスは続けると店主は話していた。お客さんの世代は、昭和生まれ22人、平成生まれ63人だった。