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今が旬の北海道産秋鮭。漁港では先週まで不漁が続き価格が高騰。2日に1回しか漁に出られない状況だったが、今週に入り好転の兆しが。首都圏の魚市場には秋鮭が十分に届いていない。船橋市地方卸売市場(千葉県船橋市)、鮮魚店にあったのはイクラのもととなる筋子。入荷できなかった秋鮭の代わりにオーストラリア・タスマニア沖で養殖されたサーモンが。回転寿司のネタとして人気ナンバー1のサーモン。市場の食堂でもタスマニア産の養殖サーモンが提供されている。タスマニア産のサーモンは1年を通して価格が安定しており、味のバランスが良いという。
今シーズン序盤は秋鮭の不漁が続いた中、需要が高まっているサーモン。国産の養殖サーモンも劇的な進化を遂げている。陸上養殖サーモン「おかそだち」。千葉県木更津市の山中にある養殖場。独自濾過システムで水道水を循環させることで陸上での養殖が可能に。輸送コストを抑え、鮮度を保ったまま国内に流通。都心まで最短1時間で配送できる。首都圏のスーパーや飲食店、回転寿司チェーンなどでおかそだちの養殖サーモンを販売。現在は年間約30tの出荷だが3年後には生産量を3500tまで上げ量産化する計画だという。