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東京・お台場に来年3月完成予定の世界最大級の噴水「ODAIBAファウンテン」。お台場活性化の起爆剤になるという期待とともに批判の声も上がっている。東京・お台場海浜公園で工事が進められているのは東京都が整備する「ODAIBAファウンテン(仮称)」。都によると、整備費用の総額は約26.4億円、維持管理費は年間1.5億~2億円。財源について都は税金ではなく、土地の売却益などを活用するとしている。ただ、一部の都議は、埋立地とその売却益は都民の財産などと追求。この他にも計画決定までの経緯などをめぐり論争となったものの予算は成立した。お台場を中心とする臨海副都心の来訪者は2015年をピークに減少。コロナ禍を経て、現在回復しつつあるというが、デックス東京ビーチ・桑原克典総支配人は「一番賑わっている時と比べるとまだまだ」と話す。東京臨海副都心まちづくり協議会でも噴水を活用した集客について検討しているという。噴水が選ばれた理由の1つは、東京のナイトタイムエコノミーの活性化。これまでにもプロジェクションマッピングを導入したり、タイ・バンコクで夜の観光資源を視察したりしている小池知事。3年前にお台場で実施した噴水イベントが公表を得たことや、エンタメ性に優れていることが噴水の決め手になったと説明。都は年間約3000万人が観覧し、経済波及効果は年間約98億円と試算。
