モーサテ きょうのマーケット
T&Dアセットマネジメント・浪岡氏が電話で解説。日経平均予想レンジ:3万8400円~3万9100円。為替市場で円高が進み、輸出関連には重しになりやすい。良好な企業決算も見られるため、選別色は強く、ある程度下げた所では買いも入りやすい。注目ポイントは「中国関連株の先行き」で、「日本株の中の中国関連株は、電気機器、中国に進出する小売業、インバウンド関連銘柄など。中国の経済対策の内容を踏まえると、景況感が回復向かっていく公算は小さいだろう。需要の弱さに着目。米中間対立が懸念される中、中国側は日本に歩み寄りの姿勢を見せ始めている。中国・李強首相が、自民党・森山幹事長ら訪中団に対し、石破総理大臣の訪中を歓迎するような発言したことは印象的だった。しかし日本はアメリカ・トランプ政権への配慮もしなければならず、日中の距離が劇的に近づくとは考えにくい。中国関連銘柄といっても中国の比重が大きい企業と、欧米を含む他のマーケットへの転嫁が可能な企業で2極化が進むのでは」等と話した。