モーサテ きょうのマーケット
きょうの株価の見通しについてSBI証券・鈴木氏が解説。日経平均・予想レンジ35600円~36100円。注目ポイント“5月相場を見極めるポイント”。トランプ関税の行方、アノマリー、為替の3つのポイントがある。1つ目のトランプ関税の相場への影響については中国への高い関税、米国のスタグフレーションに陥るという見方は多数はであり38000円が強い上値として意識されそうだ。アノマリーについては、過去30年平均の5月相場をみると下落率はわずかで過去10年だと強い傾向にあり、アノマリー的には過度に懸念する必要はない。ただ8・9月はパフォーマンスが落ちやすく5月ごろからピークアウトに向け注意すべきだという警告と考えればよい。為替と日本株については、歴史的にみるとプラザ合意以前、1ドル260円から約10年かけ約80円まで円高ドル安を経験しており、当時は貿易摩擦の中心は日米に集中しており関税が続いても日本企業が頑張れると思われ、実際は関税率が緩和されるとみられ米国は円高ドル安を望んでいてもインフレ懸念から利下げは簡単ではなく、ドルへの信認は不可欠。5月相場は25日移動平均以上3万8000円を上限と考えている。