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日本一暑い街と知られる埼玉県熊谷市で、多くの熱中症患者を診てきた埼玉慈恵病院・藤永剛副院長は「梅雨に入ったので、湿度には十分気をつけていただきたい」などと話した。通常、人は体温が上がると汗をかき、汗が蒸発することで体温を下げ調節をしている。しかし、梅雨の時期は湿度が高いため汗が蒸発しにくく、体に熱がこもり熱中症になりやすいという。これが梅雨型熱中症である。そこまで暑くなくても熱中症になってしまうことがある。例えば部屋の中にいて、室温が27度と30度以下であっても、湿度が75%を超えると、警戒が必要とのこと。対策として藤永副院長は「エアコンの除湿機能で湿度を40%から60%にする」などと話した。また、湿度が高い場合、のどの渇きが感じにくくなるので、こまめな水分補給も必要だという。さらに、熱中症の予防にはふくらはぎが重要で第2の心臓とも呼ばれ、血液を体に巡らせるポンプの役目がある。ふくらはぎを鍛えることで血流が促進。血液によって体の熱が循環すれば体温が調節でき、熱中症予防にもつながる。4月から暑さ対策グッズの売り場を展開している銀座ロフトではこの時期、売り上げは去年に比べ増えているという。