まぼろし観光 〜1970 大阪万博〜

2025年4月7日放送 0:00 - 0:19 NHK総合
ドキュメント20min. (ドキュメント20min.)

吹田市の万博会場へ。現在は大阪万博跡地を整備して1972年に万博記念公園として開園された。岡本太郎作の太陽の塔は今も変わらずシンボル。イサム・ノグチが手掛けた噴水・宇宙空間の夢は現在もその姿を見られる。続いてチェコスロバキア館の展示。世界最大とも言われるガラス彫刻のガラスの川。かつての3分の1の大きさだが今も公園に残っている。今も残っているパビリオンがある。急勾配の大屋根がトレードマークのカンボジア館。アンコールワットの100分の1の模型や農産品、民芸品など様々な展示があった。神戸市・広陵町に広陵町パビリオンという自治会館として残されている。万博後の1971年、開発する町のシンボルにとカンボジア館を移設。パビリオンはかつて存続の危機もあった。しかし文化的に貴重なものだと現地関係者が視察に来て、さらにカンボジア大使館から保存への嘆願書が届いた。そして2017年、改修工事が行われる。今ではカンボジアの資料を展示したり、現地の子供達の絵を飾るなど新たな交流を始めている。
韓国のパビリオンで使われた展示品やグッズなどは閉幕後、百貨店などで展示品処分市が開催され販売された。大阪万博といえばこの人といわれる白井達郎さん。万博グッズを集め続けて50年以上の万博グッズコレクター。コレクションの極めつけはウルグアイ館。自宅にウルグアイ感を取り付けてしまった。興味をもったのは小学生のころ、建設中だった会場を自転車で見に行っていたという。そして1970年、高校生になった白井さんは夏休み期間中、万博内にあった水中レストランでアルバイトした。アルバイトの合間にパビリオンを全館制覇。55年前に見た未来への夢。その熱狂を忘れられず長年、旅を続けてきた。
ブリティッシュ・コロンビア州館は樹齢127年のモミの木を並べた異色のパビリオン。このモミの木がある人の人生を大きく変えることに。大阪・十三で2019年まで営業していた喫茶店・もみの木。長さ9mのカウンターはブリティッシュ・コロンビア州館に使われた木。店主・川畑年見さんは開幕前、仕事で万博会場を訪れた時パビリオンの建設現場で目にした巨大な丸太に一目惚れ。突如湧き上がったもみの木への思いには家族も驚いたという。万博後、ツテをたどり憧れの巨木を購入し一念発起し、1972年にもみの木をオープンさせる。しかし2019年、川畑さんが病で倒れ亡くなり閉店。それでも家族は再開を願うメッセージを掲げ残し続けている。


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