アサド氏亡命 プーチン氏 なぜ受け入れ

2024年12月17日放送 6:49 - 6:54 テレビ朝日
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独裁者の亡命を受け入れるプーチン氏の思惑について。アサド政権崩壊後、ロシアに亡命したアサド前大統領は亡命後初の声明を出した。そこで「シリア出国は計画されたものではない」としている。今回の亡命について、ロシアのペスコフ報道官は「プーチン氏の決定だ」としている。プーチン氏は過去にも独裁者の受け入れを行っている。1991年、旧ソ連から独立を果たしたキルギスの初代大統領アカエフ氏は独裁体制を築いていた。しかし2005年、反政府デモが起きたことでアカエフ氏はロシアに亡命をした。2013年には経済協力の署名式でプーチン氏と親しい間柄を見せつけていたのはウクライナの当時の大統領であるヤヌコビッチ氏。ヤヌコビッチ氏も独裁体制をしいていたが、2014年の革命で政権崩壊し、ロシアへ亡命した。プーチン氏は数々の亡命を受け入れてきている。その狙いについて、慶應義塾大学の廣瀬教授は「権威主義的指導者の亡命を受け入れることにより、他国の権威主義的指導者が何かあった時にロシアが守ってくれるという安心感を与えているという狙いがある」と指摘。世界には権威主義的国はどのくらいあるのか。オーストラリアや北欧は民主主義的だが、アジアやアフリカは権威主義的国が多い。現在は世界の人口の70パーセント以上が権威主義的国となり増えているという。しかし、権威主義的国家が全て親ロシアかというとそうではない。しかし、権威主義的な国の信頼感を得ることで軍事や資源など協力関係を強化する狙いがあるのではないかとの指摘もある。プーチン氏は大学卒業後、旧ソ連の諜報機関KGBに所属し活動。そのため、守る者は徹底的に守り、裏切り者は絶対に許さないという信念があるという。  


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