イスラエルとパレスチナ ともに伝える“ガザの声”

2024年6月13日放送 4:45 - 4:54 NHK総合
国際報道 Human@globe

紹介するのはイスラエルとパレスチナで高まる対立を乗り越えようと共に活動する2人。イスラエル人の映画監督のデビッド・ヴァクスマンさんとパレスチナ人プロデューサーのモハマド・ババイさん。2人は10年以上にわたりパレスチナ人への不当な人権弾圧の実態を当事者への丹念な取材を通じて明らかにしてきた。今カメラを向けるのはガザに残してきた家族に迫る命の危機に悲痛な思いを募らせるある父親の姿。
2人が尋ねたのはヨルダン川西岸のナブルス市。ガザ地区に帰るに帰れない人達が身を寄せていた。去年10月7日に戦闘が始まった時、出稼ぎや治療のためガザを離れていた人々。イスラエル軍によるガザの封鎖が続く中、帰ろうとすれば拘束されたり攻撃されたりする危険がある。2人の取材に応じたマフムード・アイユービさん(33)。北部にあった自宅は破壊され、ガザに残る妻と2人の子どもは8か月にわたり避難生活をおくっている。ガザを離れて暮らす人達の暮らしも命の危険と隣り合わせです。2月、イスラエル軍がマフムードさんたちが滞在する施設を急襲。共に逃げてきた40人余のガザ出身者がはマストの関係を疑われ拘束されていった。多くはその後の消息がわかっていない。身の危険に晒されながらも案じるのはガザの家族。この日、かろうじて繋がった電話。8歳の長男が話し始めたのは避難の途中で見た忘れられない光景だった。この時、カメラを回し続けたデビッドさんとババイさん。つらい現実こそ目を背けず記録すべきだと考えていた。ラファへの攻撃が激しくなるにつれ離れた家族から届く報せは緊迫の度を増していた。マフムードさんのもとに、いとことその娘が亡くなったという報せが。ガザの人々の苦しみにカメラを向け続ける2人。しかしイスラエル国内でその声を伝えることは日に日に難しくなっている。それでも口をつぐむわけにはいかない。イスラエル人のデビッドさんは自身が伝える責任を語った。


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