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15日にイスラエル軍が「イランの核施設や国防省本部など広範囲への攻撃を行った」と発表。13日以降、イランの全土にわたって空爆やドローン攻撃をイスラエル側が繰り返し行った。13日には200機を超える航空機によって大規模攻撃を行い、「全機が空爆から帰還した」とも発表されている。イスラエル軍報道官は「テヘラン上空をイスラエルの数十機の航空機が自由に飛行している」としている。陸上戦力はイランがイスラエルを上回っているが、航空戦力ではイスラエルがイランより多くの戦闘機を保有。イスラエルはステルス性に優れた最新鋭の戦闘機F35を39機保有している。イランは1940年代にアメリカから購入した戦闘機F14を保有。防衛研究所・小野圭司主任研究官によると「F14はアメリカと国交断絶して以降、部品の供給が停止しほぼ稼働していない」とのこと。イスラエルは世界最強ともいわれるミサイル迎撃システム「アイアンドーム」を配備。イランはロシア製の対空ミサイルS300があるが、イスラエルの空爆によってほとんどが攻撃を受けた。イスラエルとイランは国境を接しておらず、イランが軍隊を送るにはイラクやヨルダンを経由する必要がある。イラクは全方位外交を展開しており、日本エネルギー経済研究所・中東研究センター・遠藤健太郎主任研究員は「イラン軍の通過を認めることはあり得ない」と分析。イスラエルからの攻撃により、核協議の第6回は中止となった。イラン・アラグチ外相は「イスラエルの攻撃が止まれば我々の反撃もやめる」と述べている。「イランはアメリカ・トランプ大統領を巻き込だ早期の停戦交渉に持ち込むのではないか」と遠藤氏は見ている。