ZIP! TOP NEWS 解説
厚生労働省によると全国の定点医療機関から報告された患者数は、先週9.03だったが最新の発表では19.06人となり患者数は9万人を超えていてまだ増えていく可能性がある。佐藤医師のクリニックでのインフルエンザ陽性者数は先週になると20人台が続き、一昨日は63人中32人が陽性だった。佐藤医師は「高止まりが続いている状態、今年はワクチンを接種していても感染しているが重症化が防げている」などと話した。ワクチン接種後1~2週間で効果があるとのこと。去年流行したのはA型H3だったが、今年はA型H1pdm09が流行っていて去年とは違う種類で、感染者が多い傾向に。2009年に大流行したものと同じ型で、5月に兵庫県で空港以外で初めて感染者を確認すると関西を中心に感染拡大し、秋には全国で急拡大し11月には1週間に173万人が感染する事態となった。当時の国内累計患者数は2100万人と推計される。佐藤医師は「2009年当時は新型だったため免疫を持つ人がほとんどいなかった、当時のような大流行にはならないと思うが日々の感染対策を」などと話した。年末年始への備えは、開いている医療機関を調べておく・お薬手帳を準備しておく。年末年始に体調が悪くなった場合、高齢者や持病がある人はすぐに開いている医療機関で受診を。それ以外の人は発症から12時間は家で休み様子を見る、症状が長引く場合は受診を。救急車を呼ぶか迷った時の相談機関、救急安心センター・#7119は電話で医師などに相談できるが一部地域での利用可。お子さんの症状の対処に迷った場合は、小児科の医師などに相談できるこども医療でんわ相談・#8000。全国で利用可だが対応時間は地域により異なる。