カンボジア 政府の弾圧 苦しむ人々は

2025年3月28日放送 4:33 - 4:42 NHK総合
国際報道 SPOT LIGHT INTERNATIONAL

かつてポル・ポト政権による強制労働や虐殺で国民の5人に1人が犠牲となったといわれるカンボジア。ポルポト政権崩壊後首相となったフン・セン氏が40年近くにわたり実験を握り続けてきた。選挙のたびに野党を排除するなど権力の維持を図ってきた。2023年に長男のフン・マネット氏に首相を引き継ぎ権力を世襲。フン・マネット氏の就任から1年半、カンボジアの民主主義をめぐる状況は更に悪化しているとも指摘されている。プノンペンで暮らすイェン・スライヤーンさんは去年5月夫のスン・チャンティーさんが“社会に混乱をもたらした”として逮捕された。野党の政治家として民主化を訴えてきたスン・チャンティーさんは一昨年2023年の総選挙で立候補が認められず新たな政党を立ち上げていた。次の選挙を見据え海外へ逃れた人達の拠点日本で演説。この日本での発言がカンボジア社会に混乱をもたらしたとして逮捕され、禁錮2年が言い渡された。フンマネット氏は自らその正当性を主張。スン・チャンティーさんが逮捕されたとき妊娠中だった妻のイェン・スライヤーンさん。野党政治家として弾圧は覚悟していたというがこの先家族で暮らせる日が来るのか不安を感じている。
世襲により権力を引き継いだフン・マネット氏。世代交代によって民主化が進むのではないかとの期待もあったが、実際には一族による支配の色合いが強まっていて野党への弾圧がより激しさを増していると専門家は分析している。野党だけでなく政権を批判するメディアまでも厳しい弾圧を続けてきたフン・セン政権。有力な独立系メディアは次々と事業停止に追い込まれてきた。かつて独立系メディアの記者をつとめていたメック・ダラ氏。カンボジアのオンライン詐欺に絡む人身売買について報道し、アメリカ国務省から表彰されたこともある著名なジャーナリストだった。政府への批判的な報道姿勢に当局から注視されていたという。所属するメディアが廃業に追い込まれたためフリーとして活動していたが去年自身のSNSで地域開発を批判したところ社会不安を引き起こしたとして逮捕された。刑務所に入れられ一晩中尋問を受けたダラ氏、精神的に追い込まれ罪を認め謝罪することを決めたという。ダラ氏の拘束にはアメリカやEUなどが懸念を示し、その後ダラ氏は保釈。ダラ氏は現在年老いた母親と暮らしている。国営メディアが報じない問題を取材したいとジャーナリストの道に進んだダラ氏、今後はトゥクトゥクの運転手などとして生計を立て、再びペンを持つつもりはないという。


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