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都内できょうから始まった”台湾フェスティバル”、多くの人で賑わっていた。毎年6月に開催しているこのイベント、季節外れの暑さで会場には去年はなかったテントの屋根がテーブルの上に設置されていた。厳しい暑さが続くのは4日連続、きょうは全国56地点で35℃以上の「猛暑日」となった。福岡県では今年初の「猛暑日」に、札幌では今年初の「真夏日」となった。一方、岐阜県池田町では90歳の男性が畑で倒れているのが見つかり、熱中症の疑いで死亡が確認された。東京都内でも100人が熱中症の疑いで搬送された。
暑さで果物にも影響が、シャインマスカットなどを育てる甲府市にあるブドウ畑では、ブドウが日に焼けてしまい梅干し状になっていた。暑さは価格高騰が続くコメにも影響を与える可能性がある。岐阜県池田町に広がる田んぼの近くでは、コメの品質に影響を与えるイネカメムシの姿があった。去年の調査では例年の7倍の数が確認されたが、今年も同じくらいの可能性があるという。去年カメムシの被害に遭い収穫量が3割減ったという農家では、通常の玄米と比べるとカメムシに吸われた玄米は黒く変色していた。このため今年はミントを植えることに。都内の青果店は、野菜の生育に気を揉んでいた。このまま暑さが続くと収穫量が減り、値上がりする野菜が出てくると話す。