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コメの価格が下がらない理由をNHK記者が調べた。備蓄米がまだ行き届いていないことが理由として挙げられる。1回目に落札された備蓄米のうち、先月30日までに小売業者に届いたのは0.3%程度。トラックの手配・精米作業の調整などに時間がかかる。需要に見合うコメの量がないとの見方もある。農林水産省は、去年のコメの収穫量が前年より18万トン増えたとしているが、全量は把握できていない。流通経済研究所・折笠俊輔主席研究員は「今後は5キロで税込み4000円を切るぐらいが目指す価格になってくるのでは」と指摘する。民間の外国産米の輸入量は、2月には506トンで、2023年度1年分を上回った。外国産米には関税がかかっているが、国産米よりも安く販売できると見込んで取り扱う企業も出てきているが、需要に比べて輸入量がわずかで、こうした動きは限定的だという。中山は、トランプ大統領もコメの関税について発言を繰り返している、アメリカとの交渉の動きも含めてコメの価格動向から目が離せない状況だなどと話した。