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横浜国立大学や富士通はきょうスーパーコンピューター富岳を利用して台風に伴って発生する竜巻の精密な予測を可能にする気象シミュレーションを世界で初めて実現したと発表した。去年の台風10号では台風の外側の雨雲がかかった宮崎県で多くの竜巻が発生し被害が出たが、富岳の持つ高速な計算能力で80メートル四方の雨雲の動きなどをより細かく表すことができたという。竜巻は短時間に狭い範囲で発生するため予測が難しく、気象庁が発表する竜巻注意情報の的中率は数%にとどまっている。開発者の1人で横浜国立大学の坪木和久教授は「富岳の出現で予測が可能となり大きな進歩だ」と語っている。