イット! (ニュース)
値上がりへの不安が高まっているのは和牛。その味を存分に楽しめる都内の焼肉店「和牛焼肉なんぎょう」ではお客さんが美味しいを連発していた。このお店の一番人気は和牛のみすじ。さっとあぶり卵の黄身と絡めていただく。その他、ジューシーな和牛ハラミなども人気だという。店で扱うほとんどの牛肉が和牛。しかし、去年末の開業以来和牛の仕入れ値は上がり続けているという。なぜ和牛の仕入れ値が上がっているのか。取材班は千葉県内の牧場を訪ねた。こちらでは黒毛和種の千葉牛を飼育。エサにもこだわり、地元の落花生を使用しているという。牧場のオーナーは今後の値上がり要因について「子牛の価格が上がっている。仕入れ価格は10万円から15万円くらいに上がった」などコメント。黒毛和種の子牛価格は去年から右肩上がり。先月の価格は前の年の約53万円より10万円以上も高い約64万円。さらに懸念されているのがトランプ関税の影響だという。今後の価格予想で明暗が分かれるウナギと和牛。一方で、和牛に関しては中国政府が日本産和牛の輸入を再開する動きもあり、今後の価格の推移が気になるところ。