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ドイツのBMWが発表した去年1年間の決算では、売り上げは前の年と比べて8%減少し、最終的な利益は36%減って76億ユーロ余り、約1兆2200億円だった。中国市場での価格競争により販売が振るわなかったことが主な要因だとしている。また、フォルクスワーゲンは最終的な利益が32%減少して107億ユーロ余り、約1兆7200億円だったほか、メルセデスベンツグループは最終的な利益が28%減って104億ユーロ余り、約1兆6700億円となった。先行きについてはアメリカのトランプ政権が輸入される自動車に関税を課す姿勢を示していることに懸念が出ている。BMWのツィプセ会長は「関税戦争はすべての人に損害を与える。勝者はいないことを誰もがすぐに理解すると確信している」と述べていて、実際に関税措置が実施されれば各メーカーの今後の業績に大きく影響するおそれがある。