サン!シャイン (ニュース)
きのう京都大学理事の北川進氏のノーベル化学賞受賞が決定した。北川さんは小さな穴が無数にありCO2など狙った物質を吸着・貯蔵できる特殊な材料の多孔性金属錯体を開発し分野で世界をリードしてきた。北川さんと親交もあるJST研究開発戦略センター永野氏は「空気中の有害物質だけを集めるということにも使える。環境をきれいにするために水素を集めてあることによって燃料電池とか、CO2だけを吸着させたり腐食を進める成分だけを集めることによって野菜や魚を守る開発が進んでいる」などと話した。次世代エネルギーや環境問題など未来を切り開く研究で成果をあげてきたトップランナーの素顔は志の高い化学者 で研究者や学生が周りにたくさん集まってくるような人だという。北川氏は「新しいことをするのは化学者にとっての醍醐味。化学を一緒に進めてきた同僚・学生の皆さん、海外を含めた博士研究員の皆さんに感謝したい」とした。