国際報道 (ニュース)
バングラデシュで暫定政権を率いるムハマド・ユヌス氏へのインタビュー。バングラデシュでは8月にハシナ政権が崩壊。その後樹立された暫定政権のトップとなったのが経済学者として貧困の撲滅などに取り組みノーベル平和賞を受賞したユヌス氏だった。今も続く混乱をいかに収拾しどこに向かおうとしているのか訪問先のニューヨークで聞いた。ユヌス氏がまず最初に語ったのは政策決定に若い世代を関与させたいという強い意向だった。15年にわたった前ハシナ政権に対し鋭く反発した学生たち。学生たちと警察との激しい衝突で1000人以上が亡くなったとされている。最優先課題としてあげたのが前政権を頂点に行政機構の隅々にまで蔓延していたという汚職の根絶。また食料価格のインフレは深刻で現在の経済状況をしっかりと分析した上で経済対策を講じるとしている。