Nスタ (ニュース)
春の新生活で大きな買い物となる家電製品。その家電を巡り、パナソニックが中古家電事業へ本格参入を打ち出した。パナソニックは去年12月からドラム式洗濯乾燥機と有機ELテレビを対象に、販売後すぐに不具合が見つかった家電などを修理し販売する事業を始めている。これを今日から冷蔵庫やレコーダーなどに拡大。9月には電子レンジ・炊飯器にも拡大し、公式ショッピングサイトで販売する。これらの製品には、1年間の保証をつけ、価格は冷蔵庫や洗濯機は新製品より2割ほど安く設定している。中古家電に本格参入した背景にあるのは家電の高騰。食料品などの値上がりで消費者の節約志向が強まる中、家電量販店などでは価格の安い中古家電の販売が大幅に拡大しているという。こうした状況を受け、日立も2022年からオンラインで中古家電を販売している。メーカー各社としては、中古家電も扱うことでより多くの顧客を確保したい考え。