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ホンダと日産の経営統合を目指す中、もう1つ日本企業を狙う海外企業の動きがある。それが台湾の企業、鴻海。iPhoneを受託生産している電子機器メーカーだが、この鴻海が日産の買収を検討していることも経営統合の協議を加速させた。日本の自動車メーカーが欲しい鴻海の狙いを自動車業界に詳しいジャーナリストの川畑由美さんに聞いた。川畑さんは日本の技術者の技術の高さ、勤勉性が海外企業に撮って魅力だとし、鴻海の自動車産業参入に関して、移動データなどがほしいのだろうとした。今回のような海外企業による買収の動きは他の業界でも起きている。今年8月、セブン&アイホールディングスに買収提案をしたのはカナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタール。その買収提案額は7兆円ともいわれている。日本の大手企業をなぜ海外企業が買収しようとしているのか。日本テレビ経済部の安藤解説委員は背景には、お買い得、日本政府の買収後押しがあると指摘している。もともと日本企業は株価が安いところに更に円安で海外から見れば非常にお得な買い物になっている。また、買収というとかつてはハゲタカファンドなど買収するほうが悪いというイメージがあったが去年、経済産業省は買収提案を受けたらすぐに断るのではなくそれが自社の株主にとってプラスなのかどうか十分検討すべきとして良い買収を促すための指針を出したという。企業の価値を高めて日本全体の経済成長につなげる狙いがあるが、これで雰囲気が変わり買収提案も出てきやすくなったという。