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ローソンが通信大手KDDIとタッグを組み、未来のコンビニをオープンした。リアルとテクノロジーをかけ合わせた「リアルテック」をテーマに、新たな顧客体験と店舗運営を創出する。店内のいたるところに設置されたデジタルサイネージは商品の情報などを表示する他、AIカメラと連動させることで来店客の年代などの属性をリアルタイムで把握し、個人に合わせた商品を提案する。さらに社会インフラとしての役割もアップデートし、予約不要の個室相談所ではAIアバターが暮らしや金融などの相談をサポートしてくれる。状況に応じ各分野の専門スタッフにつなぐことができるため、オンライン診療などのサービスも提供する。一方店舗運営の効率化として調理や商品の品出し、清掃などをロボットが担当し人手不足を解消。またAIなどが在庫管理を担うことで、フードロスの削減にもつなげていきたい考え。ローソンの竹増貞信社長は、リアル店舗で得られる人の温かさとテクノロジーによる効率化の両立が、今後の店舗運営にも求められているという。ローソンとKDDIは実証実験で技術の有効性を判断し、既存店舗への展開を検討するとしている。