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天皇皇后両陛下は元日の地震に続き、9月の豪雨でも大きな被害を受けた石川県輪島市を訪問し被災した人たちを見舞われた。能登半島の被災地への訪問は3月と4月の地震被害のお見舞いに続き今年3回目で、両陛下はまず馳知事から県内の被災状況などについて説明を受けられた。輪島市では能登半島全体の死者の3分の2にあたる11人が亡くなり、1262棟の住宅が壊れたり水に浸かったりしていて両陛下は車で市内を移動し川の氾濫で大きな被害が出た現場を訪ねられた。両陛下は流された住宅の基礎やがれきが残る現場で輪島市の坂口茂市長から当時の様子などについて説明を受けたあと川の上流に向かって深く一礼された。続いて両陛下は避難所生活を終えて移り住んだ仮設住宅が豪雨で浸水したため再び避難所に身を寄せることになった人など50人余りが暮らしている市内の中学校を訪ねられた。側近によると両陛下は地震と豪雨の二重被災で厳しい生活を送っている人たちを案じていて、今回の訪問では災害対応にあたった関係者をねぎらうほか、このときの豪雨で被害を受けた珠洲市と能登町の市長や町長からも話を聞かれる予定。