NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
中国の長期的な経済政策の方針を決める三中全会は昨日閉会し、中国の国営メディアは習近平国家主席が掲げる改革の全面的な深化や中国式現代化を推進する方針を決定したと伝えている。そして2029年の建国80年までに改革の任務を完成させるとして、今後5年で公正な市場競争の確保や不動産や地方政府の債務問題などのリスク防止といった一連の改革を完了させるとの新たな目標が示された。習主席の党トップとしての任期は2027年に終わるが、目標の期限を2029年としていることについて、東京女子大学・高原明生特別客員教授は、習主席が今の任期後もトップの座にとどまることを示唆していると分析している。