モーサテ プロの眼
肖さんに話を聞く。テーマは「目標を失った中国経済」。肖さんが注目している指標は雇用とし、PMIの雇用を示し雇用情勢は依然として厳しいままとのこと。また中長期的に心配していることは中国経済の方向性や目標が見えなくなっていることが懸念材料などとし、グローバル市場から関心を集める実例として、所得倍々増計画・WTO加盟の実現・中国製造2025をあげた。また三中全会で出している今後の目標が中国式現代化だが「中国式は今の社会主義やイデオロギーを全面的に出している気がするので先程の3つの実例に比べるとこの目標を国民はどこまで理解しているか、可視化しにくくなっている」などと話し、中国がイデオロギー重視なわけは絶対的な権威主義と米中対立の先鋭化とあげた。また海外企業への影響については、「政経分離のほうがやりやすかった、今後歯止めをかけるにはもう1度政経分離を軌道に乗せることが中国経済の大きな注目点ではないかと思う」などと話した。