モーサテ (ニュース)
愛宕さんは日銀・さくらリポートについて「従来から植田総裁は賃金と物価の好循環という表現をされている。そういう情報をデータだけでなく支店長会議を通じて各支店が報告する内容を見てそういった動きが広がっているかどうかを確認して政策判断の材料にするという言い方をされている。今回の支店長会議でそういう報告がたくさん出てくると1月に利上げをするという見方が強まるので、1月に利上げをしたければそういう情報を積極的に発信することがある。その内容がどうかがさくらリポートに出てくるので、読み込む必要があると思う。」などと述べた。内田さんは11月のユーロ圏の小売売上高について「今週出たユーロ圏の消費者物価が伸びが加速しECBの利下げの織り込みが後退した。これに続いて小売売上高も予想を超えてくるとECBの利下げの織り込みがさらに後退することになりかねないので注目。現在アメリカもユーロ圏も利下げ、日本は利上げということで、政策の方向感は違うが、利下げは織り込みが進んでいるので、織り込みが後退することが市場への影響でいうと金利の上昇と通貨高圧力となり、ユーロ円を下支えする動きになっている。ドル円のみならずユーロ円も下がりにくいとなるとますます円安包囲網が強くなってしまう観点で注目したい。」などと述べた。