NHKニュース7 (ニュース)
中東のカタールでこのあと始まるアフガニスタン情勢を話し合う国連の会議。先ほど到着したタリバンの代表者たち。アフガニスタンの情勢についてドーハで話し合う国連の会議に、タリバンの代表が出席するのは初めて。日本や欧米などの代表も会場に入った。アフガニスタンでは、タリバンによって女性の権利の制限が強まっていることから、国際社会がどのように関与できるかが焦点。タリバンに接近しているのが、中国とロシア。カブールの空港。入り口の所には中国語の看板が掲げられている。看板には「一帯一路」の文字。首都カブールで進められている大規模な都市開発は、中国が援助している。ロシアもタリバンのテロ組織指定解除を検討していると伝えられるなど、柔軟な姿勢を見せている。過激派組織IS(イスラミックステート)の自国への脅威が高まる中、テロ対策の分野でタリバンと協力を深めたい狙いがあると見られている。