ニュースウオッチ9 (ニュース)
会議が開かれているベルギー・ブリュッセルから、ブリュッセル支局・杉田沙智代支局長が解説:EU(ヨーロッパ連合)のさらなる負担が議論される見通しだが、EU側はどのような対応を示しそうか?「アメリカ・トランプ大統領から突きつけられたいわば宿題に、なんとか応えなければならないというEU側の強い危機感を感じる。EUの関係者は“アメリカに受け入れてもらえるヨーロッパになれば、停戦交渉のテーブルにつけるきっかけになるのでは”という声も聞かれた。今回の首脳会議では、停戦後のウクライナの安全を保証するために、フランスとイギリスが中心となって検討されている平和維持部隊についても議論される見通し。平和維持部隊を巡っては、来週フランスで各国の軍の責任者を集めた会議も行われる予定でして、急ピッチで話が進んでいる。それでもEU内からは、検討を始めたのが遅すぎたんじゃないかという声も聞かれる。アメリカのロシアへの接近すら見られる中、ヨーロッパが結束した対応を打ち出せるのか、会議で模索することになる」。