THE TIME, プチマーケティング部
アサイーボウルの人気が再燃。今年オープンしたアサイーボウル専門店・LANIKAI JUICE表参道店では長い行列ができていた。客は10代〜20代の若者だった。Z世代が選ぶトレンドランキング・食べ物・飲み物カテゴリーでアサイーボウルがダントツの1位だった。検索ユーザー数は前回のブームの時より倍近く増えている。アサイーは南米原産のヤシ科植物で鉄分・食物繊維・ビタミンなど栄養が豊富。味は当時と変わらないのに若い世代に人気なのはなぜか。10年前にアサイーブームの火付け役だった株式会社フルッタフルッタ・松田恵子さんは「急激に売り上げが伸びた。前回ブームの時は30代前後の女性だったが今はZ世代が多い。人気商品「お家でアサイーボウル」は冷凍ピューレを流水解凍するだけでアサイーボウルを手軽に作れる。2012年に発売したものだが突然日の目を見たという。イオンの@FROZENでは品薄・売り切れ状態が続き購入制限を設けている。Z世代100人に人気の理由を聞いた。その結果100人中70人以上が「健康のため」と答えた。SHIBUYA109lab.所長・長田麻衣さんは「美容とか健康の意識はコロナ禍でおうち時間が長かったことで高まっている。それが今も続いている状態。そこにアサイーボウルがフィットしている」と話した。また1食で豊富な栄養素を摂取できるのもタイパを重視するZ世代の志向にもフィットしている。他にもインスタのトレンドが自然界隈だからという理由もあった。長田麻衣さんは「自然界隈はリラックスみたいなところのトーンを大事にする人たち。そういう人たちが増えている」と話した。