ノンストップ! 沼から来た。
栗・モンブラン職人・栗農家・竿代信也さんの解説。栗の可食部は種子だという。イガが皮、鬼皮の部分が果肉、渋皮と中身が種となっている。和栗の品種は200種類以上ある。利平栗は栗の王様とも言われる。日本産の栗と天津甘栗用の中国栗を掛け合わせた品種。
「人丸」は粒が小さく艶やか、程よい甘さと香り、すっきりとした上品な味わい。生産量が少なく、希少性が高い。見た目、味、香りのバランスが良い栗。美味しい栗の見分け方は、とにかく小さい栗を選ぶ。栗を甘くする方法は、冷たい環境で保存する。栗を洗い水分をしっかりと拭き取る。キッチンペーパーで覆い、ポリ袋に入れる。口は完全に閉じずに、ふわっと折りたたむ。冷蔵庫の低い温度の場所(チルド室でマイナス1度〜2度)で保存。このまま2週間保存すると2倍の甘さ、1ヵ月保存すると3倍の甘さになる。−2度以下で冷やすと栗が呼吸できなくなり、成熟が止まる。
栗を美味しく茹でる方法は、弱火〜中火で1時間じっくり茹でる。お湯が減ったら足し、栗の表面が出ないようにする。圧力鍋の方が均等に火が入る。生栗をむく場合、良く切れる包丁、指サック(親指だけ)をつけて剥く。鬼皮は底の部分から剥ぎ取るように皮を剥く。渋皮の側面を頭のほうからぐるりと剥く。栗専用皮むきバサミ、SUWADA「栗くり坊主」を紹介。剥いた栗は必ず氷水に入れて冷やす。