TBS NEWS (ニュース)
日本被団協のノーベル平和賞受賞もあり注目されている被爆地・広島で、外国人旅行客から伝統芸能の「神楽」が話題に。古めかしい日本語のせりふの難解さが課題だったが、今年度から舞台の上に英語の字幕を投影したところ好評だという。字幕を担当しているのは、広島・広島市在住の米国人・レイチェルニコルソンさん。神楽を初めて見る人でも楽しめるように翻訳を工夫したという。レイチェルさんは「どうやって感情を伝えようかなと。工夫しながら翻訳してすごく楽しかった」と語った。字幕の効果もあって、コロナ禍でゼロまで落ち込んだ外国人の入場者数は、今年度過去最多を更新中。レイチェルさんが翻訳した神楽の演目は100以上。