カンブリア宮殿 カンブリア宮殿 マクドナルド出身社長のカフェ再生術
カフェ・ド・クリエでは女性客が多いともあって健康を意識したメニューを強化したことで連日満席になり、経営を巻き返し客のニーズをとことん突き詰めてカフェチェーンを立て直した。友成は人材育成で大切にしていることは従業員同士のビジネスコミュニケーションを教えること。2年前には社内にある仕組みを導入。それが、珈琲大学。アルバイトやスーパーバイザーなど職種ごとに独自のプログラムでトレーニングする社内の教育機関。例に店長の育成プログラムではアルバイトからの信頼を築くための戦略に、打ち解けること、立ち入らないこと。他にも上司と部下の友情は良いかどうか?など微妙な人間関係にあえて踏み込んでまで教育。そして珈琲の技術なども指導しているがその役職は人事部。この事業は現場のスタッフだけでなく全ての社員が受けている。コーヒーのことを知っているとその採用面でコミュニケーションが図れるという。埋もれたカフェチェーンを再生し、熾烈なカフェ業界で奮闘するC-United。3つのブランドをあわせ今や業界5位に。友成が目指すのは50年続いたブランドを後50年伸ばすための分岐点に立っていて、現代にアレンジして成長していかなければならないと答えた。
友成は当時の珈琲館について、各店ごとに違うメニューを出していたりなど本部としてはこのメニューを看板にして出しているのはお客に申し訳ないという部分があったという。またカフェ・ド・クリエ、カフェ・ベローチェのコロナ禍の買収については、ちょうどコロナが激しくなっていた時で、3ヶ月後にはこのままでは資金繰りがまわらないという所まで行ったというが毎日のように財務部長と銀行の残高を確認していたという。またカフェ業界のトップとの対抗については飲食業はまだまだ弱い立場にある産業なので全体が日本飲食業株式会社のようなイメージがあり、戦おうとも思っていないと答えた。また教育制度の珈琲大学についてはマクドナルドにいた時は専門教育部門にいたが珈琲大学はマクドナルドと同じようなことに基づいてプログラム開発として入れたという。またアルバイトに対し打ち解けるが立ち入らないについては、相手を尊重し相手の意見を聞いているだけではダメだが、実績が伴わなければ信頼に結びつかないと答えた。