Nスタ 地球を笑顔にするWEEK
東京・江東区「そなエリア東京」では、防災の体験学習を学べる施設。トイレに関する展示もある。携帯トイレは袋の中に用を足し、凝固剤で固める。トイレへの備えは、命に関わる問題でもある。理想的なトイレの備えは1週間分。1日の排泄を5回とすると、1週間で1人35回。4人家族では140回分の備蓄が必要。今年1月、能登半島地震が発生、一番困っていることについて聞いたところ、トイレ問題が浮かび上がって来た。石川県輪島市の避難所では、地震発生から10日目にようやく仮設トイレが設置された。被災者が使いたいと思えるトイレの整備が進められている。東京・港区赤坂にある公園にはマンホールトイレが設置されている。非常時、金属板、便座、テントを設置。約10分でトイレの組み立てが可能。公園近くにある倉庫に備蓄されているため、道路寸断でもすぐに使うことができる。下水道に直結。汲み取り不要で臭いが少ない。トイレットペーパーは地面に置かずに設置できるため衛生的。使用中などの表示も出来るため、プライバシーにも配慮されている。港区ではマンホールトイレなどの簡易トイレを学校や公園などに1000以上設置。避難所に行かなくても在宅避難できるように、携帯トイレを1人20回分、全ての区民に無料配布。