THE TIME’ (ニュース)
きのう、備蓄米の大手小売への引き渡しが始まった。きのう午前10時すぎ、備蓄米1万トンを購入したアイリスオーヤマの精米工場(宮城・亘理町)に備蓄米の第一便(12トン)が到着。来週月曜日から宮城県、千葉県、神奈川県の3店舗で販売する(5kg税込み2160円)。小泉進次郎農林水産大臣はきのうの参院農水委員会で「当初、私が想定する以上に備蓄米の販売のあり方も多様化した形が想定される」と発言。アイリスオーヤマは、きのう午後1時からネット通販を開始したが45分で初日分は完売した。楽天グループも、きのう正午から販売を開始したが初回分はすぐに完売した。転売防止のため「LINEヤフー」と「メルカリ」は備蓄米の出品禁止を発表。不正出品がないかAIを活用し監視する。今回、備蓄米の随意契約の申し込みが確定したのは61社。大手スーパー・イオンは来月初旬を目処に全国で販売予定。イトーヨーカ堂は来月以降を目処に全国197店舗で5kg2160円(税込み)を基準に販売予定。ドン・キホーテ運営会社はアプリ会員限定で首都圏から順次全国販売する。5kg2000円前後になる予定。「コンビニに備蓄米が広がってくれたほうが気に行きやすい」との声もある。コンビニ各社(ファミリーマート、セブンイレブン、ローソン)は条件を満たさなかったとみられ随意契約を結べなかった。