めざましテレビ NEWS
米5kgが店舗によっては6000円超となる中、備蓄米が放出されているものの、約14万tの備蓄米のうちスーパーなどに引き渡されたのは僅か0.3%と言われている。初回入札の約14万t放出のうち、JAなど集荷業者が引き取ったのは僅か4071tだったといい、ここから卸業者に2761tがわたり、小売・飲食店には461tしか渡っていなかったという。初回放出分は今月10日ごろに店頭に渡ったと見られるが、街では見たことがないといった声も聞かれている。一方で備蓄米の展開されていたスーパーも見られ、値段は5kgで3758円と通常価格よりも割安だったが10店舗で1店舗しか流通していなかった。江藤農水相は3~4月は人事異動もありトラックの移動が難しかったのではないかと言及している。農水省によると60kgあたりの米の相対取引価格は2月が2万6485円だったのに対し、3月は2万5876円と値下がりの傾向が見られる。今後のコメの価格について、大泉一貫氏は不安が解消されない限り効果は限定的ではないかと話した一方、松平尚也氏は物流が改善すれば5月頃には3900円ほどにはなると見ている。