報道ステーション (ニュース)
平成を代表する大横綱・白鵬が会見を開き、日本相撲協会を退職したことを明らかにした。この一年の白鵬を取り巻く環境は、決して良いものではなかった。弟子が起こした暴力行為により自身が親方を務めていた宮城野部屋は閉鎖状態になり、伊勢ケ浜部屋の部屋付き親方として再教育を受けていた。一年をめどに部屋の再建を目指していたが、一年が経ってもその時期が明確にされなかったことが退職の大きな理由になったという。報道では伊勢ケ浜部屋を継ぐ照ノ富士との確執も指摘されていたが、白鵬と照ノ富士双方が否定した。白鵬は日本国籍を取得し、相撲に多大な貢献をしてきた。東日本大震災に関連した被災地支援では積極的に被災地をまわり、復興にも一役買ってきた。「白鵬杯」という子どもたちの大会も主催し、先日横綱に昇進した大の里も優勝するなど、才能を掘り起こす重要な大会となっていた。今後は会社を設立し「世界に相撲を普及させたい」としている。