2025年6月9日放送 21:54 - 23:10 テレビ朝日

報道ステーション

出演者
小木逸平 ヒロド歩美 安藤萌々 内田篤人 所村武蔵 細川栞 斉木文武 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

オープニングトーク

今日から3日間、大越キャスターはお休み。

(ニュース)
鹿児島に線状降水帯が発生

気象庁は、鹿児島県に線状降水帯が発生し非常に激しい雨が同じ場所で降り続いているとして「顕著な大雨に関する情報」を発表した。線状降水帯の発生はことし全国で初めてで、命に危険が及ぶ災害の発生するおそれが急激に高まっている。

気象庁は、鹿児島県の大隅地方に線状降水帯が発生し非常に激しい雨が同じ場所で降り続いているとして「顕著な大雨に関する情報」を発表した。あらかじめ発表されていた、ことし初となる線状降水帯が鹿児島県に発生するおそれがあるとの予測が的中した形。鹿児島県肝付町と鹿屋市、宮崎県串間市に避難指示が出ている。鹿児島県内は朝から荒れ模様だった。指宿市では午後にはあちこちで冠水し、1日で平年1月の半分の雨が降った。線状降水帯の予測はまだ難しいのが現状で、気象庁が去年発生を呼びかけた81回の内実際に発生したのは8回だった。事前の呼びかけすら出来なかった場合も多く、被災地を襲った能登半島豪雨も予測情報は発表されなかった。線状降水帯を事前に呼びかけできたのは、4割にも届いていない。指宿市や南九州市では小規模の土砂崩れが起きていて、警戒が必要。九州南部は平年より2週間も早く梅雨入りしていて、沖縄よりも早いのは49年ぶり。畑の作物にも影響が出ており、霧島市の農園では約1万本のダイコンのうち3割ほどが商品にならない可能性があるという。きょう中国、近畿、東海地方で、平年と比べ3日遅い梅雨入りが発表された。

梅雨入り早々 災害級の大雨に

東日本から西日本にかけて太平洋側を中心に雨雲がかかっており、雨が降っている。鹿児島県と宮崎県には土砂災害警戒情報が発表されている。あす朝にかけては九州北部や中国地方、四国地方で雨脚が強まりそう。その後夜にかけても雨雲はかかり続け、東日本でも雨が強まる予想。あすも九州を中心に災害に警戒が必要となる。今年は太平洋高気圧が大きく張り出すことで西と南から湿った空気が流れ込み、梅雨終盤のような雨の降り方になっている。九州北部では多い所で6月1か月分の雨量が一気に降るおそれがあり、災害に警戒が必要。

沖縄 保管庫で不発弾が爆発

沖縄県読谷村にある不発弾保管庫で爆発が起き、陸上自衛隊の隊員4人が負傷した。爆発はアメリカ軍の嘉手納基地に隣接する場所で起きた。自衛隊員が不発弾の種類を調べるため、さびを落とす作業の最中だったという。不発弾は危険性の度合いで処理の方法が分かれ、爆発の危険性が高い場合には現地で信管を壊したり、抜き取るなどの処理をしたうえで保管庫へ運ばれる。つまり今回爆発したものは、危険性が低いと判断されていたことになる。終戦から80年が経っても、不発弾は残り続けている。1974年には那覇市で下水道管工事の重機が接触して爆発し、4人が死亡し34人が重軽傷を負った。この事故をきっかけに、県内では地中に潜む不発弾の探索が強化された。激しい地上戦が繰り広げられた沖縄では不発弾が今も年に500件ほど見つかっていて、すべての処理を終えるまで100年かかるとも言われている。

コメの価格 2週連続↓

農林水産省が発表した全国のスーパー約1000店舗で販売されたコメの平均価格は、6月1日までの1週間で5kgあたり4223円だった。前の週から37円、2週連続の値下がり。この結果に随意契約による政府備蓄米の販売は含まれていない。

石破内閣 支持率上昇

週末に行われた報道ステーションの世論調査では、石破内閣の支持率は先月から6.8ポイント上昇し34.4%で、不支持は46.4%だった。また小泉農水大臣が進めた備蓄米の売り渡しについて、「評価する」と答えた人が72%、「評価しない」は18%だった。支持率上昇について政権内から「小泉効果」との声も上がる中、きょう午後自民党の小野寺政調会長や農水大臣経験者など農水族の議員らが会談した。政府のコメ政策やコメ価格の推移をめぐり、意見交換したという。

“異例”の州兵派遣 目的は…

アメリカのトランプ政権が推し進める移民の大規模摘発をきっかけに、カリフォルニア州ロサンゼルスの市街地で抗議活動が活発化し、数日前からデモ隊と警察との衝突が続いていた。移民に寛容なロサンゼルスは「聖域都市」と呼ばれ、知り合いや親戚に移民がいる人がほとんど。摘発を恐れた人々が移民の収容施設の前などに集うことでデモが拡大し、一部が暴徒化した。トランプ大統領は「唾を吐かれたら殴り返す」などと述べ、州兵2000人の派遣を決定した。本来州知事の指揮下にある州兵は連邦法で緊急事態の場合に大統領に権限が与えられるが、行使されるのは1965年以来60年ぶり。加えて、今回のデモが連邦法で定める緊急事態には当たらないというのが大半の見方。カリフォルニア州知事は民主党のニューサム氏のため、トランプ大統領は有権者の半数以上の支持を得る移民政策で強硬な姿勢を貫き、デモへの対応をめぐって「民主党が悪い」という印象を付けることでコア支持層や無党派層にアピールする狙いがあるとみられている。

異例の大統領“指揮下”…狙いは?/暴動は激化も?広がる“反感”

大統領の権限行使による州兵の派遣は60年ぶりの事態で、今回は州知事や現場のロサンゼルス市長が「不要だ」としているにも関わらず強行した。州兵はアメリカ独特の軍事組織で、普段は州知事のもとで災害派遣や治安維持などにあたっている。州兵を連邦政府の指揮下に移すことは、法的には外国からの侵略や反乱といった事態で可能とされている。デモは多くても数千人規模で、果たしてこれが内乱や反乱にあたるのか疑問が残る。トランプ政権は今国内にいる不法移民を強制送還することに力を入れており、移民政策は過激な対策を取れば取るほど支持が集まるという側面がある。ウクライナ戦争の仲介や関税政策など外交面ではいいニュースがない中、暴徒化する移民を見せつけることで民主党有力者のニューサム知事が弱腰だと印象付けることができる。今後トランプ政権と移民社会、ロス市民という対立の構図が鮮明になった場合、デモがさらにエスカレートする可能性がある。

元横綱 白鵬 協会を退職

平成を代表する大横綱・白鵬が会見を開き、日本相撲協会を退職したことを明らかにした。この一年の白鵬を取り巻く環境は、決して良いものではなかった。弟子が起こした暴力行為により自身が親方を務めていた宮城野部屋は閉鎖状態になり、伊勢ケ浜部屋の部屋付き親方として再教育を受けていた。一年をめどに部屋の再建を目指していたが、一年が経ってもその時期が明確にされなかったことが退職の大きな理由になったという。報道では伊勢ケ浜部屋を継ぐ照ノ富士との確執も指摘されていたが、白鵬と照ノ富士双方が否定した。白鵬は日本国籍を取得し、相撲に多大な貢献をしてきた。東日本大震災に関連した被災地支援では積極的に被災地をまわり、復興にも一役買ってきた。「白鵬杯」という子どもたちの大会も主催し、先日横綱に昇進した大の里も優勝するなど、才能を掘り起こす重要な大会となっていた。今後は会社を設立し「世界に相撲を普及させたい」としている。

グレタさん乗る“支援船”拿捕

パレスチナ自治区ガザに支援物資を積んで向かっていたNGOの船が、イスラエル軍に拿捕された。船にはスウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんらが乗っていた。船は6月1日にイタリアから出港し、イスラエルのカッツ国防相は船の到着を阻止するためあらゆる手段を講じるよう軍に指示していた。グレタさんらはそれぞれの出身国に相関される見通しで、イスラエル外務省は「グレタ氏らの目的はただ注目を集めるためだ。茶番は終わりだ」などとコメントしている。

線状降水帯発生…避難指示も

鹿児島県鹿屋市から中継で、九州南部の大雨について伝えた。鹿屋市では線状降水帯が発生し、今年最大の雨量を観測した。土砂災害警戒情報に伴い「警戒レベル4」の避難指示が発表され、鹿屋市武道館では急ピッチで避難所の準備が進められた。

あすも災害級の大雨に警戒

この時間は太平洋側を中心に雨雲がかかり、特に近畿地方で雨脚が強まり始めている。現在も鹿児島県と宮崎県に土砂災害警戒情報が発表されている。あすは西日本、東日本の広い範囲で警報級の大雨になるおそれがある。雨をもたらす前線は日曜日にかけてかかり続ける予想で、雨が続く見通し。週末は東日本や東北で大雨になる可能性があり、注意が必要。

(スポーツニュース)
今季初勝利目指すカーショー(37)

ブッシュスタジアムでカージナルスとドジャースが対戦。大谷翔平は初回に5試合連続ヒットとなる二塁打を放った。ドジャースは左足の手術から復帰したメジャー通算212勝のカーショーが先発し、5回7奪三振の好投で294日ぶりの白星をつかんだ。

手に汗握るピンチの場面

パドレスの松井裕樹は、ブルワーズとの試合で6回ピンチの場面で登板。2連続三振を奪い役目を果たすと、直後に味方のホームランが飛び出し2勝目をあげた。あすからパドレスとドジャースのライバル対決3連戦。

トヨタに立ちはだかる難コース

世界ラリー第6戦イタリア大会が行われ、狭いコースにトラブルが続出。トップを走るトヨタのオジエも終盤木に激突したが、すぐさまコースに復帰しトップのままフィニッシュした。トヨタ勢が開幕から6連勝。

中谷潤人(27) “最強”倒し2団体統一

WBC世界バンタム級王者の中谷潤人は30戦無敗23KOで、全階級を超えた最強ランキング「パウンド・フォー・パウンド」で7位。IBF世界バンタム級王者の西田凌佑と2団体王座統一戦で対戦し、開始直後から怒涛のラッシュを見せた。両者激しい打ち合いとなったが、6ラウンド終了後にレフェリーが試合をストップ。TKOで中谷潤人が2団体統一王座となった。今後注目される井上尚弥との対決について、中谷は「しっかり超えていくことを意識して、一戦一戦大事に戦っていきたい」などとコメントした。

リーダー託された久保建英(24)

サッカー日本代表がインドネシア戦に向け、大阪の市立吹田サッカースタジアムで前日練習を行った。注目は久保建英選手で、先日の会見では森保監督からチームのリーダーに任命されていた。久保は「しっかり勝って終わりたい」などとコメントした。

リーダーの覚悟 転機となった試合

サッカー日本代表の久保建英選手と内田篤人による対談第2弾。代表では不可欠な存在となったが、その立場を築くまでの成長と考え方の変化について聞いた。3月に行われたW杯アジア最終予選のバーレーン戦について、久保は「この試合でW杯出場を決められなかったら、次の出場はないという気持ちでやっていた」などと語った。幼少期から天才少年として注目を集め、スペインの名門バルセロナの下部組織に9歳で入団。18歳でレアル・マドリードに移籍し、周囲の期待値はさらに高まった。しかし日本代表では活躍できず、今回の最終予選でもバーレーン戦までは出場時間が限られていた。日本代表の森保一監督は「チーム内の序列では久保よりも上がいたことは現実。その中で成長し序列を覆していて、期待している」などとコメントした。久保の考えにも変化があり、「第三者の視点から自分を見られるようになった」という。自らの実力を証明し日本代表のリーダーを任された久保は、明日のインドネシア戦に特別な思いで臨む。内田篤人は「本物の久保建英を次の試合でも見たい」などとコメントした。

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