NHKニュース おはよう日本 おはBiz
中国を訪れている日中経済協会の訪問団は、きのう産業政策などを担当する幹部らと会談した。このなかで中国側の代表は、米国などを念頭に国際的な産業協力をめぐり貿易、科学技術に障壁を設け政治問題化する動きがあると懸念を示した上で日中の協力を呼びかけた。日中経済協会・遠藤孝生会長は「中国は新エネルギー、電気自動車、自動運転、インターネット通信など社会実装において世界をリードしている。情報通信技術などを活用した日中協力が新しい産業や経済活動を生み出す機会となることを期待している」と述べた。会議ではAIやデータを活用した製造業の効率化、社会課題の解決などについて意見を交わし、先端技術の克洋で両国の連携を強化することで一致した。