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北海道新得町にある飼育施設「ベア・マウンテン」。東京ドーム約3個分の敷地に、自然に近い形で、11頭のヒグマが飼育されている。今月2日に、ことし最後の食事を終え、全頭が冬眠準備に入った。ヒグマが眠る獣舎の屋上には、換気口があり、ここからクマの呼吸数を確認する。冬眠中のクマは、1分間に2~3回程度しか呼吸しないという。おととい、獣舎を確認しに行くと、起きているクマがいた。この日、11頭中4頭が目を覚ましていた。オープンから15年以上にわたる記録によると、ここのクマは、室温が氷点下4度を下回らないと、冬眠しにくいことがわかった。ことしは、気温が高く、起きているクマが多いという。12月上旬の平均最高気温は、平年は1.7度だが、ことしは5.1度と高くなっている。