原爆ドーム前 立ち続ける日々に密着

2024年6月4日放送 14:25 - 14:32 NHK総合
列島ニュース 列島リポート

広島の原爆資料館を訪れた外国人観光客は昨年度過去最高の67万人余りとなった。真剣に耳を傾ける外国人観光客の中心にいるのは三登浩成さん。18年間ほぼ毎日この場所で原爆の被害を英語で伝え続けている。三登さんは母親のおなかの中で被爆した胎内被爆者。そんな三登さんが大切にしているのは事実を一方的に伝えるだけでなく対話をすること。ほぼ毎日、自宅から35分かけて原爆ドームへ向かう三登さんが18年間続けてこられたのはどうしても伝えたいことがあるから。それは自身の母の被爆体験。現在106歳の母・登美枝さん。登美枝さんはガイドを始める三登さんのため80代のころ、それまで一切語らなかった被爆体験を1年かけて書き残した。書かれていたのは登美枝さんの父の壮絶な死。爆心地から600メートルで被爆し1カ月後に亡くなった。三登さんは母の手記をさまざまな国の人に読んでもらえるよう複数の言語に翻訳し公開している。1人でも多くの人に平和の種をまきたいと、三登さんはきょうも原爆ドームの前に立ち続ける。三登さんが活動を始めて18年で、これまで180の国と地域の9万5000人以上の外国人に原爆のことを伝えてきたという。


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