Nスタ 注目!きょうのイチメン
オーストラリア政府が子供のSNS利用禁止へ。政府は10日、インスタグラム、TikTokなど子どものSNS利用を禁止する法案を年内に提出すると発表。対象年齢は14歳未満から16歳未満で検討されている。アルバニージー首相は「ソーシャルメディアが社会的に危害を加え、本当の友達や本当の経験から遠ざけている。若者の安全と心身の健康は何より重要です」と話している。オーストラリアではSNSが原因で死亡事例も。14歳の少年は筋トレ動画に夢中になり自身の身体を軽蔑するようになる。そして拒食症で入院、体重が約25kg減少。友人2人がチャット上で「自殺しろ」と投稿が相次いで起きてしまう。15歳の少女は以前からいじめを受けていたが高校でエスカレート。少女の偽わいせつ画像が拡散される。いじめ加害者が自殺を迫った。米国・フロリダ州では14歳未満のSNSアカウント取得を禁止する法案が来年1月から施行。14歳未満の既存のアカウントについては運営側が削除、停止する必要がある。英国でオンライン安全法が去年10月に成立。18歳未満は有害な情報を見られなくなる。違反した場合、事業者に最大33億円の罰金など。日本では啓発活動、保護者への努力義務、性犯罪に対する罰則の新設などが行われている。16歳未満に対してわいせつ目的での面会や画像送信を要求するグルーミング罪がある。子どものSNS利用で多いトラブルとして闇バイト、自撮りヌード被害、誘い出され性的被害などがあるという。成蹊大学・高橋客員教授は「どんな人とやりとりしているのか確認。怪しいと判断したらやめさせる事が大事」などとしている。