なないろ日和! (特集)
ある調査によると季節の変わり目に身体のだるさや疲労感、睡眠不足などと同じく身体のコリも症状がひどくなったり新たに不調を感じる方が増加する傾向にあるようだ。なぜ秋になって身体のコリや痛みを感じるようになるのか。池尻大橋せらクリニック・世良院長は「朝と昼の寒暖差が原因の一つ。首や肩の筋肉は寒さに弱い。血流が悪くなり筋肉が緊張し、肩コリなどの不調を感じやすくなる。」などと指摘する。また家事や仕事、育児などで無意識に同じ姿勢を長時間続けると筋肉の緊張を生む原因になることもあるそう。そこでその改善策について聞くと、適度な運動を行うことで血流改善・自律神経の乱れも良くなるとのこと。そこで本日は自宅でできる身体のコリを改善する運動を紹介する。本日の達人は“ラジねえ。”こと上羽悠雅さん。ラジねえ。は年間約5万人に運動指導や講演会を実施しており、まもなく閉幕する大阪・関西万博のイベントにも参加。前回は夏バテ解消につながるラジオ体操を教えていただいたが、身体のコリや姿勢改善にも役立つそう。ラジねえ。も猫背だったそうだが、ラジオ体操を始めて身長が2cm伸びたという。ラジオ体操第一のなかで身体のコリ&姿勢改善につながる1つ目の運動は「腕を回す運動」。肩関節の可動域UP・上半身の血流改善につながる。ここでのNG動作はかかとを上げること。そのほかにも手の指は力を抜いて軽く握り、遠心力で腕を真横に大きな円を描くように回す。そしてお尻をぎゅっと閉め下半身を動かさず安定させると腕や肩甲骨まわりの筋肉がしっかり大きく動かせるようになる。2つ目は腰の痛みやコリ解消につながる動き「体を横に曲げる運動」。腰痛予防・柔軟性UPが期待できる。腰から伸ばすのではなく胸の横を伸ばすように意識することがポイント。続いて腰の痛みに特にオススメの動きは「体を前後に曲げる運動」。腰コリ改善や柔軟性UPにつながる。後屈のポイントは手の位置。腰の横ではく後ろで支えるのが正解。また前屈の際には膝を曲げずに上半身の力を抜いてカーブさせるように柔らかく曲げることがポイントとのこと。