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パラ陸上の第一人者で、義足の陸上選手として日本で初めてパラリンピックでメダルを獲得した山本篤選手が、引退会見に臨み「すごくいい陸上人生を歩んでこられた」と語った。山本選手は、夏と冬のパラリンピック5大会に出場し、走り幅跳びなどで3つのメダルを獲得(2008年・北京パラリンピック銀、2012年・ロンドンパラリンピック、2016年・リオデジャネイロパラリンピック銀、銅、2018年・ピョンチャンパラリンピック(冬季)、2021年・東京パラリンピック)。パラ陸上の第一人者として活躍。山本選手は、引退を決断した理由について「7mの可能性があるのではないかという気持ちでやってきたが、自分の中で可能性がなくなったタイミングで、引退を思ったので発表させてもらった」と語った。今後は指導者として若手の育成にあたるほか、パラスポーツの普及に当たることにしている。山本選手は「義足になっても楽しむ方法はあるんだよというのを伝えたい」と語った。