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小さなおもちゃなどが入ったカプセルトイ。販売機が並んでいるのをよく見かけるが、このカプセルトイの市場拡大についての記事。東京・池袋にあるカプセルトイの専門店は、大手のおもちゃメーカーなどが運営していて、店内には2000台以上の販売機が並んでいる。この会社は先月末時点で、全国で400を超えるカプセルトイの専門店を展開している。この2年半ほどで3倍余に増えた。メーカーの担当者は「専門店を作り販売機をたくさん置くことで、老若男女に向けたバラエティー豊かな商品を揃えることができるようになった」と話す。特に10代~30代の女性客が多いそう。こうした専門店を増やす動きは、他の会社の間でも続いている。日本カプセルトイ協会によると、2024年度の出荷ベースの市場規模は1400億円余で、2022年度に比べ約2倍に増えたという。なぜ子どもだけでなく大人たちまでカプセルトイに惹かれるのか。店を訪れた女性は「推し活みたいな感覚で新しい商品が出たら店に行っています」と話していた。息子と訪れていた男性は「子どもはガチャガチャする動作が好きです。300円~400円という価格もちょうど良いです」と話していた。店に何度も足を運んでもらうため、取材したメーカーがこだわっているのがスピード感。新しさや面白さがあると判断したものはすぐに商品化し、毎月100以上の新商品を投入しているという。カプセルの大きさや価格も様々で、最も大きいものでは直径9センチ。最も高いものでは1個2000円の商品もあるそう。