めざましテレビ NEWS
きのう高市内閣が本格始動、北朝鮮によるミサイル発射の対応に追われ慌ただしい幕開けとなった。高市新首相は改めて記者団の前で「決断と前進の内閣と命名させて頂いた。とにかくみんなで意思決定をしたら前に進んでいく、スピードをあげて進んでいくその思いで懸命に働いてまいります」と決意を表明した。新たに入閣した大臣らも初登庁し前大臣からの引き継ぎが行われ、農水省では米担当大臣として注目された小泉前農水相から同世代の元農水省職員鈴木憲和新農水相に引き継がれた。その後小泉氏は防衛省に登頂し栄誉礼で出迎えを受けた後職員を前で「隊員とそのご家族を守り抜くことは私に課せられた重要な使命、国防という崇高な使命を果たしていく覚悟」などと決意を述べた。新閣僚の1人小野田紀美新経済安保相はきのう午前9時半すぎに内閣府職員らの出迎えを受けながら登庁、初入閣で8つの分野を担当するが注目の外国人政策については「一部外国人による犯罪や迷惑行為各種制度の不適切な利用などにより国民が不安や不公平を感じる状況が現在生じている。排外主義に陥ってはならないが現下の情勢に十分に対応出来ていない制度・政策の見直し総合的な検討を進めたい」とした。一方懸案山積の中引き継ぎが行われたのは片山さつき新財務相、会見では「責任ある積極財政の考え方に基づく経済財政運営を行い日本再生を進めていく中で財政健全化との両立を図ってまいりたい」などとした。
高市新内閣が本格始動する一方できのう副大臣・政務官の人事が発表、自民党派閥の政治資金不記載事件に関与した旧安倍派議員7人の起用が明らかとなった。国民民主党玉木代表は政府の仕事に就くので求められれば国会等でしっかりと説明責任を果たしていくことが必要だとの考えを示した。高市総理は26日からマレーシアで開かれるASEAN関連会議に出席、帰国後は来日するトランプ大統領との日米首脳会談に臨むなど就任早々外交手腕も問われることになる。きのうは5か月ぶりとなる北朝鮮による弾道ミサイル発射もあったが高市新総理の外交は膠着している拉致問題を動かせるかという点も注目。